FXテクニカル分析

FXにおいて「運」や「勘」は必要か?

はじめに

「FXの取引において、利益を稼ぐために「「や「は一切必要ない、実力がすべて!」という人がいますが。それは本当なのでしょうか?

FXで得られる実現損益の9割超は「実力」によって得られる成績であり、良いテクニックを持つ人だけが、安定した収益を作り出せるといわれています。

つまり、プラス収支を実現できるかどうかは、すべてトレーダーの実力にかかっているというのが一般的な答えです。

FXは運?利益を上げるために必要な能力とは?

「カジノのルーレット」や「宝くじ」などは完全に「」だけの勝負と言えます。中には独自の必勝法があるという人もいるかもしれませんが、基本的に戦略はなく、運のみの勝負だと考えます。
逆に「将棋」や「囲碁」などは完全に実力や技術がすべてのゲームだと言えます。
ビギナーズラックを期待して将棋の名人と1000回試合しても1000回とも負けてしまうことは誰もが想像つきます。

では、麻雀やポーカーなどはどうでしょうか?
先程述べた要素のちょうど「中間」に当たると考えます。つまり「」の要素と、練習や経験によって習得できる「技術」の要素が必要となるゲームだと考えます。
例えば、麻雀の上級者と初心者が1回だけ勝負をした場合、初心者が勝つ可能性は充分にあります。将棋や囲碁のように全くないとは言い切れません。いきなり天和であがるってこともありえますし、そこまで極端ではありませんが、良い牌があっという間に揃い「ツモ和了」というパターンもありえます。

しかしながら1回2回の勝負ではどっちが勝つかわかりませんが、10回ぐらいですでに「麻雀が下手な人」が勝ち越すのは奇跡のレベルです。100回、1000回とやれば必ず強い人が勝つのは容易に想像がつきます。というよりそういうゲームなのです。

このような前提を踏まえて、FXで利益を上げるために必要な要素とは何でしょうか?
極めて簡単であります。
FXは「高く売って安く買う」と「安く買って高く売る」だけの2択です。
なので、その2択を見極める「技術」が必要になります。
FXは一見「」や「」も大切で麻雀的な要素が近いと思われがちですが、利益を上げるために必要な能力は「技術」、すなわち「売買手法」につきます。
売買手法とは、以下の3点です。
テクニカル分析
ファンダメンタル分析
リスク管理・資金管理
この3つの能力を身に着けていけばFXは必ず勝てるようになります。

FX技術その1 テクニカル分析

テクニカル分析は相場予測の確率を上げるために必要な能力です。ただ、この能力に関しては、自自動売買ツールでエントリーポイントを探したほうが確実であると言えます。
自分でトレードしたいという方は当ブログで「FX戦場編」「FX戦術編」としてテクニカル分析を紹介していますので参照にしてください。

FX技術その2 ファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析を聞くと難しいというイメージがあります。
特に初心者の方は経済指標を見てもチンプンカンブンだと思います。
要は、急激な相場の変動や変換があるわけです。上級者の方はそれを狙ったりする方もいますが、初心者の方は経済指標があるときはトレードを控えてください。

当ブログでは1週間間隔で経済指標を天気予報になぞらえて紹介しています。
「雨」の予想時は絶対にトレードを控えてください。

FX技術その3 リスク管理・資金管理

自衛隊では全滅の定義を「部隊(人・武器・器材)」30%損失したときに全滅確定と定義しています。
また、1回の攻撃で4.5%の戦闘損耗は、物理的な攻撃を頓挫させます。さらに、2%では士気が大いに低下し攻撃力が半減します。

なので、現在の戦い方は戦闘員を怪我させ、その介助に携わる人員を含めて戦場から離脱させることを目的としています。
そうすることで、ランチェスターの法則どおり、勝率が高く跳ね上がります。

話はそれましたが、FXでは士気が低下しないような資金管理、すなわち2%の損失で抑えるリスク管理を実践していくわけです。

FXはギャンブルの要素はまったく無し?

FXで勝つためには上記で紹介した売買手法で相場の霧を晴らして行かなければなりません。
戦いにおいての戦場の霧は、指揮官が偵察などにより敵の情報収集・分析、図上及び現地における地形情報収集・分析、事前の気象情報を加味した上で時間的推移に沿ったバトルシュミレーションを繰り返し、戦場の霧を晴らしていきます。
敵の行動は「右?「左?」などの勘に頼っていては戦闘損耗が著しく高くなってしまいます。

FXにおいても同じで、運や勘に頼って「上か下か」を当てるギャンブルみたいな行為は絶対にしてはいけません。
あくまでも、チャートを読み、経済指標を確認し、損切りを守るという思考過程が勝利を生みます。

これは戦いの原則で言う「簡明の原則」です。決まったルールを淡々とやるだけ。
いつでも、どんな状況でも同じ心理状態でトレードできるように、
トレードができる経済指標の時に、
ルールに従ったエントリーポイントでエントリー
損切りルールを必ず守る。
これだけです。

1991年の湾岸戦争では、米英軍の赤外線センサーや暗視装置により闇夜や砂漠の穴に潜んだイラク軍の大戦車部隊が壊滅しました。
現代では戦場の霧を、こういったハイテク機器で晴らして行くことはできます。

FXにおける相場の霧は、ボリンジャーバンドMACDRSIなどで霧を晴らすことができる確率をグ~ンと上げます。
その霧が晴れたときにだけエントリーするだけです。

また、資金管理については、戦闘損耗2%に抑える努力をするだけです。

かつて、大東亜戦争の時、米軍が日本軍のゼロ戦に悩まされていた頃、ゼロ戦を発見したら、まずは上昇し、上から下へ滑空しながら機銃を撃つだけの戦法をとりました。しかも一機に対して三機で行い、ランチェスターの法則を忠実に守ったものです。
この数を揃えられる(機材も人も)ところがアメリカの凄いところですが、アメリカは戦闘損耗を抑え、戦闘力管理と人員損耗による練度低下を極端に避けていました。これにより、米軍はどんどん熟練したパイロットが増え、日本軍は学徒出兵させるほどジリ貧になってきたわけです。

このようにFXはギャンブルに思われがちですが、ギャンブルのように結果がでるまで、霧が晴れないということはなく、事前の情報収集で霧が晴れていくわけです。

まとめ

FXでは戦闘が長く継続できるように資金管理をしっかりしなければなりません。
そして、勝つ確率が高い相場を見極めるように、技術を磨き、霧が晴れた時にだけエントリーするようにします。
万が一に備えて最大損耗2%以内の損切りも忘れずに設定します。

また、負けて士気(メンタル)が低下した時は、しっかりとした休息をとって再度、新たに実戦していくというスタイルをとればよっぽどの限り運を必要とする時はないと考えます。

もし、損失が増える場合や損益が横ばいの場合、やり方が間違っていると判断していいと思います。
相場の霧を晴らす方法がなにか一つ、ボタンのかけ間違いをしていると考えなければなりません。
その場合は、自分の手法を改善させるようにPDCAサイクルを回して改善・実践・改善・実践をくりかえして行きましょう。

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