理念・目標

理念①

僕は自衛隊を志半ばで早期退職しました。
何も考えずに日々を過ごしていた中での退職だったので、
改めて自分自身の人生をどのようにしたいのか?という事を深く考えました。

公務員から民間企業へ転職したせいか、今まであまり感じることがなかった社会の変化?
会社も経済も、人間の心理も医療も、人口構成も変化していくのを肌で感じました。

それを感じたのは70代の人でも朝から晩までヘトヘトになりながら働いている姿でした。
え?年金は?会社を定年後は悠々自適に過ごせるんじゃないの?

というのが僕の考え方でしたが、もう時代は変わっています。そんな時代は昔の話です。
しかも、人生100年時代を迎えた今、70代なんてまだまだ現役バリバリなのです。

自衛官は50代半ばで定年を迎えます。70代の方から見たら、定年したばかりの自衛官なんて、
ピチピチの若造なんです!

そのようなピチピチの若造自衛官が今までの貴重な経験とキャリアを活かすことなく
第2の人生をスタートし、経済面とともに疲弊しながら働いている現実を目の当たりにし、
自他共に、社会のために活かせる事はないのか?と考えたところ

定年後にできる今までの知識経験を活かした生産的な活動として「個人事業」というものを思いつきました。
実際、起業するには会社が必要とは限りません。資本金も登記もなくすぐ始められる個人事業でも普通にビジネスをおこなうことが可能です。

個人事業は意思決定から実行、そして成果の享受まですべてひとりでこなす、ある意味、ビジネス界の総合芸術だと僕は考えています。

44歳からリスタートして、ビジネス経験も人脈もそして資金もないところから手探りで個人事業を始めました。
その後法人化して今に至りますが、思い返せば、組織の中ではできないチャレンジを自由にできたのが個人事業だったと感じています。

あなたがもし定年を新しいスタート地点ととらえることができるなら、そして今までチャレンジできなかった自分のビジネスに挑戦したい気持ちが少しでもあるなら、ぜひ、この機会に他人や世間の評価軸で生きるのをやめ、自分の「やりたい!」という直感を信じて、まだ経験したことのない新しい未来に出会うべくスピード感を持ってスタートして欲しいと思います。

僕のささやかな経験から個人事業を始めるためのヒントをご紹介します。実際に僕がやってきた方法ばかりですが、参考になれば幸いです。

理念②

長年公務員や会社員で働いてきた方にお伝えしたいのが”お金に対する感じ方の改善”です。
商売なんて「自分には向いていない」、「商売なんてできない」、
もっと言うと、「お金を稼ぐなんて下品だ」と思っている方がかなりの割合でいます。

営業をやっていた方は、このような考え方は無いと思いますが、長年、自衛官で定年まで活躍されていた方は
お金をもらうことは業者がやることで、私がお金をもらうなんてありえない。
という感覚が体に染み付いているため、そのままでは事業など到底できないのです。

なので、お金に対する考え方を一度改た方が良いのです。

一般的には、お金は社会の血液といいますように、循環させなければ社会は死ぬ。
だからお金は正しいものなんですよ。ということは理解できると思うんですが、

問題は、社会を循環しているお金の流れの中で、自分自身がどういう立ち位置で存在するのか?
という事を深く考えなければいけないのです。

他人からお金を奪い取る取るという気持ちで捉えていると、決してお金の流通の仕組みを理解する事ができません。

確かに、その人があなたにお金を払えば、その分だけのお金が減ります。
しかしながらビジネスですから、お金を支払った人に、支払った分だけの価値を提供している事になります。

その価値がいくら?というのが大切で、例えば1000円支払ったのに、それ以下の価値しかなければ詐欺という事になります。
逆に1000円支払って一万円分の価値を提供してあげると人は感謝するわけです。

お金の事を考える上で、大事なことは
その商品やサービスの価値は「需要と供給のバランスで決まる」という事を認識しなければなりません。
買い手側が、その商品やサービスに対していくら払おうか?という判断が値段が成立するポイントです。

話はそれますが、長年勤務されてきた自衛官の方々に対して、他の社員と同じ、又はそれ以下の給料しか支払わない一般企業が存在するということは、つまり、社会に求められている事が、長年勤務してきた、自衛官のスキルに対してのニーズが無いという現実なのです。

僕はこれを理解するのにかなり苦労しました。理解しても、現実を受け入れざる得ないということから脱却するのに約2年かかりました。
つまり、悲しい現実ですが、自分が自衛官だったというステータスを全てをリセットしなければ、今までもらってきた収入以上のお金は稼げないのです。

話を戻しますが、
ビジネスの中でお金を稼ぐ、売上を立てるという事は、頂いたお金よりも高い価値を相手の方に提供するということであって、
お金を稼ぐ事自体に、全く問題が無いという事を認識しなければなりません。

問題が無いどころか、そのようにして得た売上を経費に充てると、それに使用したお金をもらうことで別の方が喜びます。
また、商品やサービスを売ったお客様は、その価値の高さに喜びを感じます。
その価値を使用して新たな人生を歩んで行きます。

あなたから商品やサービスを購入したお客様は、失った分のお金を稼ぐため、労働という価値で社会に貢献し給料を得る事になります。
つまり、お金という事にたいして持っている引け目とか罪悪感とかそういった概念を一度考え直した方が良いのです。

目標設定

これは、自衛官の得意とする事です。
在職中はどれだけの目標設定という言葉を聞いたことでしょうか。

しかしながら、組織で働いていたときの目標設定と個人事業主になってからの目標設定とでは大きく違います。
それは、目標を設定してくれる人が他にいないという事です。自分しかいないという事です。

いつまで待っても、どれだけサボっても誰からも怒られません。
その結果、何が起きるかといいますと、何もしないという事です。
この部分が個人事業主にとって一番大事な事です。

個人事業を今から始めるということは、実績も何も無いわけです。でも成功したいわけです。
そうすると全ては空想を元にして動かざる得ないことです。空想が元だという現実です。

なので、個人事業主として売上を立てて、自衛官の時よりも収入を得たいと思うならば、
目標設定とそのプロセスをより具体的なビジュアルで見える化しなければ、決して実現しないということです。

目標設定と聞くと、どうしても金額で設定しがちですが、例えば、「今月は100万円売り上げるぞ!!」
という感じですが、実はこれは落とし穴で、お金に対してフォーカスすると私達の体は行動がストップしてしまうのです。

それよりも、自分がなりたい姿をイメージすると良いです。例えば、「毎月100万円を売り上げる自分」
100万円の売上なら、毎月のキャッシュフロー、税金、食べるもの、着るもの、住むところなどより細かくイメージすることが大事です。

そういった意味では、自衛隊で実施してきたMM(マップマヌーバー)の方式はより効果的だと思います。
自分で何度も何度も、地図や人形などを駆使してシュミレーションして具体的に達成すべき目標と我が任務に重大な影響を及ぼす敵の可能行動を絶えず見積もっておくことは非常に大事だと考えます。

また、自分自身がワクワクする感覚が伴っていることが何よりも重要です。

個人事業は自分で意思決定

一人社長なわけですから、社員も自分で、事務も自分で、何もかも自分です。
なので、自分で自分を管理するという事になります。だからこそ、前述した目標設定が大事なわけです。

ただ、自分がやりたいことをやる個人事業では、基本的には楽しいはずなんで、そんなにガチガチに管理しなくても
毎日、毎日仕事をやるに決まってます。

自分の勝手な思いで、目標を設定し、自分のペースで仕事をやっていくのが個人事業なわけです。